ページトップへ
ページ最下段へ
福祉総合サイト「ハピネス」 知ることから始めよう、快適な社会作り。

HOME > 記事 > 発達障害?我が子の言動にみる兆候

発達障害?我が子の言動にみる兆候

HN:きっこ

兆候01

発達障害かもしれない我が子……疑う理由は、兆候があるからです。

私は2人の子どもを育てるママなのですが、1人目とは違う「育てにくさ」を2人目の子に感じています。


発達障害の兆候は、どんなところにあるのでしょうか。

スポンサードリンク

子どもの発達障害……具体的な兆候は?

兆候02

発達障害について態度が明らかにおかしい子だと疑われますが、
2歳児のイヤイヤ期などと混同し、発達障害なのかどうなのかわからないことがあります。


「発達障害」がある場合、発達スピードに早い・遅いがあり、苦手なことやうまくできないこともが増えていくケースも……。

生活や仕事面で困ることが色々出てくるほか、子どもの場合はできないことが多くてママやパパの負担も増えてしまいます。

発達障害の症状の一例

  • 落ち着きがない
  • 片付けや整理整頓が苦手
  • 空気が読めない
  • 仕事のミスが多い
  • 家事・育児がこなせない
  • 相手の気持ちを理解できない
  • 音が大きく聞こえ、見知らぬ場所に行くのが苦痛になる
  • 感覚が過敏で多くのものが見えすぎ、パニックになる

子どもの頃からの兆候

  • 泣きわめく
  • 言葉や成長の遅れがある
  • 未熟児
  • マイペース
  • 抱っこさせない
  • かんしゃくを起こす
  • 動き回る(多動)
  • 読み書きが苦手
  • 友達に手を出す
  • 空気を読まない
  • 身なりを気にしない
 

発達障害と診断される大人も増えている!?

発達障害の兆候03

子どもだけでなく、今は大人の発達障害も増えていますよね。

大人が子どもの時に発達障害と診断されないまま成長して、仕事がうまくできなかったり、引きこもりになっているケースがあります。


  • 仕事のミスが多い
  • 面接が苦手
  • 普通に話していても相手を不快にさせてしまう
  • マルチタスクが苦手

このような一例が挙げられます。


わかっているだけでも100人に6~7人が発達障害で、
上にあげた項目で全てに該当していなくても発達障害になっているケースが多いといわれます。

スポンサードリンク

我が子の発達障害の兆候は?

発達障害の兆候04

我が子は、はっきり発達障害と診断されたわけではないため、障害者手帳も持っていません。

ただ健診時に相談して、今は療育施設に通い始めたところです。


私自身が我が子の発達障害を疑い始めたのは、定期健診の時でした。

「他の子ができていることがうちの子はできていない」と思うことが幾度かあったのです。

2人目の育児ですが、1人目と違うことが多すぎて混乱しています。


3歳になった現在、なんとなくですがアスペルガー症候群ではないかと思っています。


  • 知的障害を伴わない
  • 一人遊びが好き
  • 思ったことをそのまま口にする
  • 相手の気持ちを察しない
  • 発言が一方的
  • こだわりが強い
  • 慣れているものしか使わない
  • 慣れている場所にしか行かない
  • 興味を持ったものに関しては詳しく覚える

など、アスペルガー症候群に当てはまる特徴があるからです。

3歳ですが、「パパ・コーヒー・すき」くらいの文章しか話せません。

あとは「ありしゃん(ありさん)」「ぶたしゃん」と単語で話せます。

言葉に関しては「軽度の遅れ」です。


道具を使うのは得意で、冷蔵庫のドアを自力で開けようとしたり、椅子を使って玄関ドアのカギをあけて扉から脱出を試みたこともあります。

図鑑が大好きな我が子

我が子がアスペルガー症候群ではないかと思う大きな理由は、知的障害を伴っていないからです。

科学館に行った際、当時2歳だったのですが、その年頃の子には難しそうな恐竜図鑑を買ってくれるようにせがんだことがあります。


科学が好きで、その中でも恐竜が本当に大好きで、本屋さんや博物館、科学館などはお気に入り。

本屋さんでは毎回、重い図鑑を持ってきては「図鑑は何冊もいらない!」と私に怒られます。

図書館でも借りるのは「図鑑」で、恐竜関係の本は読みつくしました。

恐竜の名前もしっかり暗記!

恐竜の名前はしっかり理解できます。

ブラキオサウルスにペンタケラトプス、トリケラトプス、パキケファロサウルスなど母親の私が知らないことまで理解しています。

文字は読めないはずなのに、図鑑で「パキケファロサウルスはどこ?」と聞くと、「ここ!」と指さしてくれます。


タブレットで見るYouTubeは英語で、何回も同じ動画を見続けているため、「このシーンで恐竜が吠える」などと記憶するほどです。

教えていないのに「関連動画」をタップして、次から次へと恐竜動画を見ています。

その時の集中力は親以上で、驚くばかり!

人間関係

人間関係では友達とのトラブルはなく、一人遊びが好きです。

児童館などに行っても一人で遊んでいますし、公園に外国人家族が来ていた時には「逃げました」。

上の子の習い事に同行しても、同世代の子どもや赤ちゃんと遊ばず一人遊びをします。


図書館での読み聞かせのように、狭い部屋に多くの人が集まるのが大嫌いで泣き叫びます。

児童館や映画館、ショッピングセンターの洋服店も嫌いです。

特に、ショッピングセンターの洋服店は入り口で音楽がかかっているだけでも入れなくなります。


外に出かけた時も、散歩中に草刈りの「ウィーン」という電動音が聞こえただけで足が止まります。

さらには、掃除機の音も嫌いです。

義理の父からのアドバイスで、検査を決意

発達障害の兆候05

2人目の育児にかなり育てにくさを感じていた私ですが、最初は1人目との性別の差だと思っていました。

  • 暗いところや狭いところがダメ
  • 児童館で「一緒に体操しましょう!」というのがダメ
  • 保育園の体育館でもみんなと一緒には遊べない

決まったところ・安全なところしか入りたがらない性格、自分なりのこだわりがある息子は、アスペルガー症候群の典型的な例に当てはまります。


2歳6ヶ月になっても言葉を発しない息子を見て、義理の父に検査をしてみてはどうかと提案されました。


義理の父自身も幼稚園に数日しか通わなかった(通えなかった)人物です。

ただ、現役時代は研究職についており、学歴も周囲に羨ましがられるほどです。

未診断ですが、私は義理の父がアスペルガー症候群と似たギフテッドと呼ばれる「特定分野を極める」特性を持っているのではと考えています。

勉強ができる人物で、役職もあった人間なので話していてもスマートで、相手を不快にさせたりしません。

定年後も再雇用されるほど人望もあります。

子どもの発達に詳しい病院へ

そんな義理の父からのアドバイスに従い、地方自治体に問い合わせて、子どもの発達に詳しい病院を教えてもらいました。

2歳6ヶ月健診の後のことです。

さっそく病院へ行くと着いた途端、雰囲気で察知したのか息子は泣きわめき、検査できない状態になってしまいました。

結局検査を受けられないため、3歳児健診まで待つことにしました。

やってきた3歳児健診

3歳児健診の日がやってきました。

息子はこういった「健診」が大嫌いです。

2歳のイヤイヤ期よりはよくなりましたが、扉を開けて狭い部屋に入っていくのが本当に苦手……確かにアルコールの臭いがする診察室は大人でも多少はドキドキします。

加えて、待ち時間が更に辛いようで……。


身長と体重を測るだけなのに、金属板に足を乗せるのも緊張してギャー!と泣きそうになるほどでした。

2歳6ヶ月の時に病院に行って発達進度を見てもらった先生が来ているというので、診察はその先生指名にしたのですが、それがかえって不安を助長し、診察時に泣きわめく結果に……。

どうやら、過去のマイナスイメージの記憶があったようです。


「幼稚園に行く前に何とかしておかないと」「少なくとも療育がある保育園に行くか、幼稚園に行くかは考えないと」と言われて、その場で療育に申し込みました。

現在は、週に1度の療育に通いつつ、幼稚園入園を目指して特訓しています。

スポンサードリンク

成長の過程?それとも発達障害?

発達障害の兆候06

そんなわけで、明らかに発達障害と診断されたわけではない我が子ですが、療育施設には通うことにしました。


言葉が遅くてしゃべらないこと、泣きわめくなどのかんしゃく、場所見知りがひどくて決まった場所しか行けないことなどがあり、それらを考えると自分の子どもは普通じゃないのかとも思ってしまいます。


療育施設に通おうと思ったのは、保育園開放に行っても全く楽しめないことから。

受付を通過する時も、嫌で泣いたことがありました。

体育館のような広い室内でも、みんなと一緒に走ることができなくて私が抱っこして走ったり、部屋の隅にじっとしていたり。


3歳児健診で相談した時に、「幼稚園が嫌で教室から脱走して、連れ戻す人がいなかったらどうする?」「幼稚園に行っても意味なくなる」などと言われて、幼稚園に通う前に対策を講じなければいけないような気がしました。


療育施設への通園のほか、言語療法士との面談などもあり、就園前からママである私は大忙しです。

療育では、息子も日々色々なことを学んでいて、1つずつできることが増えています。


筆者情報 筆者「きっこ」
■きっこ

発達障害の疑いがある息子の育児に奮闘中!
親も色々勉強になる日々を送っています。



スポンサードリンク

記事
2017年11月の記事
幼稚園と保育園…発達障害児の場合  発達障害の子供と療育の大切さ 発達障害?我が子の言動にみる兆候
2017年10月の記事
介護職の失敗談~失敗からの学び 訪問介護の仕事をして 福祉の仕事をしてきた私の体験談 介護福祉士の体験談 介護職の失敗談~相手の事を考える
2017年9月の記事
特別児童扶養手当と発達障害児 障害児の就学~我が家の体験談 障害児の学校選び 子供に合った放課後の過ごし方を! 子供が放課後を楽しく過ごすには?
2017年7月の記事
手話を仕事に活かそう 手話の資格を取る方法 手話は英語だと違うの!?
2017年6月の記事
手話を学ぶ事にしたきっかけ 手話を覚える方法 手話をどこで学ぶ?【独学以外の方法】
2017年5月の記事
サイクリングで筋トレをしよう!  スポーツ吹き矢の健康効果とは 社交ダンスは認知症予防に効果的? 卓球が高齢者に与える効果
2017年4月の記事
ゲートボールは高齢者に大人気!  ウォーキングで健康に! フラダンスがエクササイズになる!? ボウリングは健康づくりに最適 体操で介護予防を!
2017年3月の記事
健康づくり のためのボランティア 高齢者福祉施設への慰問 児童養護施設への慰問 手話のボランティアでスキルアップ! 盲導犬のパピーウォーカーを経験して
2017年2月の記事
ノートテイクで聴覚障害の学生を支援! パソコン を使った点訳のボランティア 病院ボランティア で子供と遊んでみて 高齢者 の見守りボランティアの体験 子供 の学習支援のボランティア
2017年1月の記事
ケアマネージャーは苦労が沢山! ホームヘルパー としての注意点とは? ホームヘルパーの資格を取った方法 介護福祉士 としての酷い失敗談 ケアマネージャー として反省した失敗談
2016年12月の記事
介護 の仕事に就くきっかけをくれた母 療育 に携わりたいと思う理由 介護福祉士 の仕事で求めるやりがい 介護福祉士 は苦労が多く報われない ケアマネージャー として働く魅力とは?
2016年11月の記事
パーキンソン病の発症から介護認定まで 福祉用具は生活に欠かせないもの 義足 だった義父の生活 車椅子 を使う私が一番欲しい福祉用具
2016年10月の記事
介護の相談は介護のプロに! 実母の介護は自分との格闘 介護のストレスを解消するための準備
2016年9月の記事
大変だった息子の小学校生活 ADHDの女子高生の日常生活 通学路と消耗品
2016年8月の記事
発達障害ママの日常 何か違う…気づいた次男の異変 発達障害と共に~それは自分探しの旅 アスペルガー症候群と知ってから
2016年7月の記事
私と母と、生活保護費の受給 生活保護を受けた祖母 
2016年6月の記事
交通事故で変わった生活と物の見方 車椅子での外出で思うこと 松葉杖での長期生活で感じた事 都内の大病院でのトイレ体験
2016年5月の記事
母子父子寡婦福祉資金貸付で高校入学 ヘルパーさんのサポートを得て ひとり親家庭等医療費助成を利用して
2016年4月の記事
私の健康法はウォーキング! 散歩と油絵などの趣味 定年退職後の新生活 
2016年3月の記事
知的障害者施設での作業ボランティア 児童養護施設での遊びのボランティア 地域での介護指導 特別養護老人ホームでのボランティア
2016年2月の記事
重度発達障害の次男との生活 自閉症児育児は山あり谷あり
2016年1月の記事
私が介護の仕事を始めるまで 介護の仕事から感じたこと
2015年12月の記事
ボランティアで子供を支援! わたしのボランティア活動 傾聴ボランティアを始めて
2015年11月の記事
精神障害者手帳の入手 試して体によかったこと うつ病と散歩 統合失調症から学んだこと
2015年10月の記事
双極性障害と訪問看護師の力 躁うつ病発覚から復帰に向けて 急増中!管理職の“鬱病” 強迫性障害から脱出して得た身軽さ 過労からうつ病になった体験
2015年9月の記事
うつ病の体験 気付けなかったパニック障害 うつ病を経験して 不安神経症から教わったこと
2015年8月の記事
双極性障害を発症して うつの発症から好転まで うつ病と障害者手帳
2015年7月の記事
買い物時の何気ない苦労 道のバリアフリー 初めての一人旅 身近に潜むバリア
2015年6月の記事
子連れでの買い物1 子連れでの買い物2
2015年5月の記事
てんかんと運転免許~前編~ 人生の価値を高める職業 てんかんと運連免許~後編~ 年金受給で残る将来への不安 初めての電動車椅子と青春 衝撃!夜勤中に起きた出来事 ヘルパーの資格を取得~前編~ ヘルパーの資格を取得~後編~ 後見人の苦労話
2015年4月の記事
介護保険を活用しよう 膠原病との戦いの始まり 介護サービスを受けるという事 おしゃれな杖で出掛けよう♪ 災害時の障害者対応
2015年3月の記事
老老介護の負担を軽く 介護施設について思うこと 刺激になったショートステイ
2015年2月の記事
自立に向けて 問題点だらけの生活保護 祖母と孫と生活保護 生活保護受給までの道のり 生活保護受給で楽になったこと 祖母の一人暮らし 期間限定!生活保護受給
2015年1月の記事
安心して働ける工夫 放課後、どう過ごさせる? 我が家の子供たち三人の日常 沢山の支えがあって 「小1の壁」を乗り切ろう 両親の協力を得て