ページトップへ
ページ最下段へ
福祉総合サイト「ハピネス」 知ることから始めよう、快適な社会作り。

HOME > 記事 > 手話の資格を取る方法

手話の資格を取る方法

HN:シュワワ

手話の資格01

手話は聴覚障害者にとって重要なコミュニケーション手段であり、覚えることでより多くの人と触れ合えます。


障害者や介護に関わる仕事に活かすことができ、活動の幅は大きく広がります。

スポンサードリンク

手話ができると就職活動も有利に!

手話には複数の資格があり、取得することで障害者福祉の分野で有利に就職活動を行うことができるようになります。


ですから、障害者福祉の分野で働きたいと考えている人は、自分の『武器』となるように手話を学ぶのもいいでしょう。


公的機関でも手話のできる人材を募集することがあり、公務員として働けるチャンスが増えることにもつながります。


仕事に活かすことができるだけではなく、手話は自分磨きの一環としても役立てられます。

スポンサードリンク

手話の資格1:手話技能検定

手話の資格02

手話には大きく分けると、二つの資格があります。


一つ目は手話技能検定です。


2001年に導入された比較的新しい手話の資格で、初心者でも受験しやすい仕組みになっているのが大きな特徴です。


これまで手話の資格は内容が難しく、初めての人が挑戦しにくい状況にありましが、1級から7級までと幅広い階級にしたことで、初心者でも挑戦しやすいようになっています。


5級から7級は初心者向けとなっており、初めての人でも挑戦することができます。


7級は在宅試験になっているので、自分の好きな時にいつでも受験することができます。


専門学校などに通わなくても取得は十分可能で、独学で取得したという人はたくさんいます。


階級には難易度をあらわす目安があり、3級と4級は窓口などでの対応が可能なレベル、2級や准2級は専門的な分野の会話が出来るレベルとなっています。


1級や准1級ともなれば、聴覚障害者と同等の技術があると認定され、インストラクターや通訳として働くことも可能です。


また、準1級・準2級~7級は筆記試験のみ、1級・2級は実技試験のみになっています。


難しい階級に挑戦する場合は、独学だけではなく、スクールに通いながら勉強していく中で必要な知識や技術を身につけていくのがいいでしょう。

手話の資格2:手話通訳士

手話の資格03

手話の資格の二つ目は、手話通訳士という資格です。


名前の通り、通訳を行なうことが目的となるため、資格取得の難易度は高めです。


技術はもちろんのこと、高い国語力が求められるうえ、正確で公正な通訳が出来ることが合格の条件となります。


手話通訳士の試験の合格者は公共施設や自治体、障害者福祉を行なう民間企業など幅広く活躍しており、資格を持っていれば大きなキャリアアップにつながります。


試験では学科試験と実技試験が行なわれます。


手話通訳士の資格試験は難易度が高く、実務経験が3年以上ある人でも合格は難しいとされています。


取得するためには2年程度スクールに通い、勉強するのが一般的な方法です。


手話通訳士は職業として幅広く定着しているとはいえない状況ですが、障害者の社会進出が進むにつれて活躍の場は広がっていくことが予想されます。


2003年度には政府が新障害者プランを発表するなど、政治的にも障害者の社会進出が推進されています。


資格を取得して活躍の場所を広げてみてはいかがでしょうか。

スポンサードリンク

独学で資格を取るには?

手話の資格04

手話通訳士の資格はスクールに通わなければ取得は難しいと思いますが、手話技能検定なら独学でも合格することができるでしょう。


手話技能検定の場合、5級から7級は初心者向けとされていますが、少し手話を学んだ経験があれば3級までなら充分独学で合格を狙えるのではないでしょうか。


市販のテキストやDVDなどを使って学ぶ人が多いです。


また手話技能検定は実施団体のサイトで『試験範囲集』をダウンロードすることができますから、それを入手して自分が受験する級の単語や例文を覚えることをお勧めします。


そのほかのテキストについては、公式ガイド&過去問題集や公式テキストなどがいいでしょう。


テキストだけはなく、DVDも利用すると、より実践的な手話を身につけることができます。


DVDに収録されている手話の動作を何度も繰り返し真似ることで、自然と習得できるはずです。


ある程度学んだ後で、可能であればサークルなどに参加して、聴覚障害者と直接コミュニケーションしましょう。


そうすることで、手話の知識・技術が磨かれていきます。


私自身もこれから独学で手話を学び、ゆくゆくは資格取得にも挑戦したいと考えています。

着実にスキルアップできる!

初心者が取得する手話の資格として、手話技能検定がお勧めの理由は、自分のレベルを確認しながら着実にスキルアップできるからです。


手話通訳士と違い、手話技能検定は就職や転職向けの資格ではないため、資格を持っているからといって、すぐそれが仕事に結びつくわけではありません。


とはいえ、ホテルやデパートなどのサービス業や介護職などの福祉関連業界では、手話ができる人の需要が少しずつ高まってきています。


現在働いている職場やこれから就職・転職を希望する場合に、手話の資格を持っていることで自らの知識や技術をアピールすることができるでしょう。

手話奉仕員とは

手話の資格05

手話通訳士とは別に、手話奉仕員として活動している人もいます。


各市町村には多くの場合、手話奉仕員が設置されています。


この手話奉仕員というのは、手話を習得していて地域に住む聴覚障害者との会話ができ、聴覚障害者団体の行事や手話サークル活動への参加などをします。


手話奉仕員として活動するためには、市町村が実施している手話奉仕員の養成講座を修了しなければなりません。


手話奉仕員の養成講座には入門課程と基礎課程があり、基礎課程を修了した人は市町村に手話奉仕員として登録されることになります。


登録にあたっては、試験合格を条件としているところもあれば、自己申請で登録できるところもあるなど市町村によって様々です。


手話初心者には手話通訳士に比べて、手話奉仕員のほうが目指しやすいと言えるでしょう。

手話通訳者とは

手話の資格06

さらには、手話通訳士とも手話奉仕員とも異なる手話通訳者も存在します。


手話通訳者は、各都道府県に設置されています。


手話通訳者として活動するためには、都道府県認定の民間機関によって実施される手話通訳者全国統一試験に合格する必要があります。


この試験に合格後、都道府県による独自の審査を通過した人が『自治体登録の手話通訳者』として認められます。


自治体登録の手話通訳者は手話奉仕員よりも上級者向けですが、ガイドラインが統一されているわけではなく、各自治体が独自制度を設けている場合もありますから、各自治体にあらかじめよく確認したうえで受験するようにしましょう。

手話通訳士になることも可能

各都道府県の手話通訳者として活動している人は、手話通訳士など手話に関係する他の資格を持っていないことも少なくありません。


手話通訳者だからといって、必ずしも手話通訳士の資格を持っていなくてもいいのです。


ですが、手話通訳者よりもレベルが高いとされる厚生労働省認定の手話通訳士の資格を取ることで、さらに活動の幅を広げることができるでしょう。


すでに手話通訳者の資格を持っていることで、数年の実務経験のみで無資格の場合よりも幾分受験もしやすくなるはずです。


自治体の手話通訳者として活動している人は、ステップアップする意味で手話通訳士を目指してみるのもいいでしょう。


実際、自治体登録の手話通訳者として活躍している中で、手話通訳士を目指そうと考える人もいます。


筆者情報 筆者「シュワワ」
■シュワワ

初心者ですが、手話の資格を取ろうと考えています。



スポンサードリンク

スポンサードリンク
記事
2017年11月の記事
幼稚園と保育園…発達障害児の場合  発達障害の子供と療育の大切さ 発達障害?我が子の言動にみる兆候
2017年10月の記事
介護職の失敗談~失敗からの学び 訪問介護の仕事をして 福祉の仕事をしてきた私の体験談 介護福祉士の体験談 介護職の失敗談~相手の事を考える
2017年9月の記事
特別児童扶養手当と発達障害児 障害児の就学~我が家の体験談 障害児の学校選び 子供に合った放課後の過ごし方を! 子供が放課後を楽しく過ごすには?
2017年7月の記事
手話を仕事に活かそう 手話の資格を取る方法 手話は英語だと違うの!?
2017年6月の記事
手話を学ぶ事にしたきっかけ 手話を覚える方法 手話をどこで学ぶ?【独学以外の方法】
2017年5月の記事
サイクリングで筋トレをしよう!  スポーツ吹き矢の健康効果とは 社交ダンスは認知症予防に効果的? 卓球が高齢者に与える効果
2017年4月の記事
ゲートボールは高齢者に大人気!  ウォーキングで健康に! フラダンスがエクササイズになる!? ボウリングは健康づくりに最適 体操で介護予防を!
2017年3月の記事
健康づくり のためのボランティア 高齢者福祉施設への慰問 児童養護施設への慰問 手話のボランティアでスキルアップ! 盲導犬のパピーウォーカーを経験して
2017年2月の記事
ノートテイクで聴覚障害の学生を支援! パソコン を使った点訳のボランティア 病院ボランティア で子供と遊んでみて 高齢者 の見守りボランティアの体験 子供 の学習支援のボランティア
2017年1月の記事
ケアマネージャーは苦労が沢山! ホームヘルパー としての注意点とは? ホームヘルパーの資格を取った方法 介護福祉士 としての酷い失敗談 ケアマネージャー として反省した失敗談
2016年12月の記事
介護 の仕事に就くきっかけをくれた母 療育 に携わりたいと思う理由 介護福祉士 の仕事で求めるやりがい 介護福祉士 は苦労が多く報われない ケアマネージャー として働く魅力とは?
2016年11月の記事
パーキンソン病の発症から介護認定まで 福祉用具は生活に欠かせないもの 義足 だった義父の生活 車椅子 を使う私が一番欲しい福祉用具
2016年10月の記事
介護の相談は介護のプロに! 実母の介護は自分との格闘 介護のストレスを解消するための準備
2016年9月の記事
大変だった息子の小学校生活 ADHDの女子高生の日常生活 通学路と消耗品
2016年8月の記事
発達障害ママの日常 何か違う…気づいた次男の異変 発達障害と共に~それは自分探しの旅 アスペルガー症候群と知ってから
2016年7月の記事
私と母と、生活保護費の受給 生活保護を受けた祖母 
2016年6月の記事
交通事故で変わった生活と物の見方 車椅子での外出で思うこと 松葉杖での長期生活で感じた事 都内の大病院でのトイレ体験
2016年5月の記事
母子父子寡婦福祉資金貸付で高校入学 ヘルパーさんのサポートを得て ひとり親家庭等医療費助成を利用して
2016年4月の記事
私の健康法はウォーキング! 散歩と油絵などの趣味 定年退職後の新生活 
2016年3月の記事
知的障害者施設での作業ボランティア 児童養護施設での遊びのボランティア 地域での介護指導 特別養護老人ホームでのボランティア
2016年2月の記事
重度発達障害の次男との生活 自閉症児育児は山あり谷あり
2016年1月の記事
私が介護の仕事を始めるまで 介護の仕事から感じたこと
2015年12月の記事
ボランティアで子供を支援! わたしのボランティア活動 傾聴ボランティアを始めて
2015年11月の記事
精神障害者手帳の入手 試して体によかったこと うつ病と散歩 統合失調症から学んだこと
2015年10月の記事
双極性障害と訪問看護師の力 躁うつ病発覚から復帰に向けて 急増中!管理職の“鬱病” 強迫性障害から脱出して得た身軽さ 過労からうつ病になった体験
2015年9月の記事
うつ病の体験 気付けなかったパニック障害 うつ病を経験して 不安神経症から教わったこと
2015年8月の記事
双極性障害を発症して うつの発症から好転まで うつ病と障害者手帳
2015年7月の記事
買い物時の何気ない苦労 道のバリアフリー 初めての一人旅 身近に潜むバリア
2015年6月の記事
子連れでの買い物1 子連れでの買い物2
2015年5月の記事
てんかんと運転免許~前編~ 人生の価値を高める職業 てんかんと運連免許~後編~ 年金受給で残る将来への不安 初めての電動車椅子と青春 衝撃!夜勤中に起きた出来事 ヘルパーの資格を取得~前編~ ヘルパーの資格を取得~後編~ 後見人の苦労話
2015年4月の記事
介護保険を活用しよう 膠原病との戦いの始まり 介護サービスを受けるという事 おしゃれな杖で出掛けよう♪ 災害時の障害者対応
2015年3月の記事
老老介護の負担を軽く 介護施設について思うこと 刺激になったショートステイ
2015年2月の記事
自立に向けて 問題点だらけの生活保護 祖母と孫と生活保護 生活保護受給までの道のり 生活保護受給で楽になったこと 祖母の一人暮らし 期間限定!生活保護受給
2015年1月の記事
安心して働ける工夫 放課後、どう過ごさせる? 我が家の子供たち三人の日常 沢山の支えがあって 「小1の壁」を乗り切ろう 両親の協力を得て