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盲導犬

視覚障害者が出かけたい場所へ行くための手伝いをしてくれるのが、盲導犬です。この盲導犬は視覚障害者の目となり、安全に行動するためのサポートをしてくれます。全国には1,013頭の盲導犬がいます。(2014年1月1日現在)

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盲導犬とは

盲導犬

視覚障害者が、快適な生活を送るための欠かせないパートナー……それが盲導犬です。視覚障害者が外出する際には、白杖の使用、または盲導犬育成施設で訓練を受けた盲導犬を連れていることが、法律で認められています。

盲導犬は2002年10月に施行された『身体障害者補助犬法』に基づき、特別な訓練を受けているので、公共施設や交通機関、飲食店、スーパー、ホテルなど色んな場所への同伴が可能なのです。


盲導犬の役割

視覚障害者の生活をサポートする盲導犬ですが、具体的にはどんなことをするのでしょうか。住み慣れている自宅ではそれほど不便を感じることがなくても、視覚障害者にとって一人での外出は簡単なことではありません。そんな時は、盲導犬の出番です。

主な仕事

  1. 曲がり角を教える
  2. 段差を教える
  3. 障害物を回避する
  4. 近くの目標物まで誘導する

これらの4つのことを行いながら、盲導犬ユーザー(視覚障害者)を安全に目的地まで誘導します。目的地に着くまでの苦労を減らしてくれる盲導犬は、ユーザーの指示で行動します。ですから、盲導犬に伝わるようにユーザーも的確な指示を出すことが大切です。


盲導犬の貸与

盲導犬とパートナーになり、安心して外出を楽しみたい……そう思っている視覚障害者は大勢います。視覚障害を持つ方には、無償で盲導犬が貸与されます。

貸与の条件

  • 視覚障害者の方(障害者手帳を持っている方・手帳の保有資格がある方)
  • 原則18歳以上の方(18歳未満の方は要相談)
  • 盲導犬との外出を強く希望されている方
  • 約4週間の共同訓練を受けることができる方
  • 責任を持って、盲導犬の適切な管理ができる方
  • 家族が盲導犬の飼育を了承していること

詳しくは、最寄りの盲導犬協会、あるいは盲導犬訓練センターにお問い合わせください。また、お住まいの自治体の窓口でも相談することができます。


盲導犬とのかかわり方

盲導犬と女性

街中で、盲導犬を見かけたことがある人もいるでしょう。盲導犬は仕事中、ハーネスと呼ばれる白い胴輪を身につけているので、すぐに分かります。このハーネスにはハーネスバッグというバッグが付いていて、表側には『盲導犬』、それから『お仕事中』という表記があります。周囲の人がユーザーに断りなく、盲導犬に声をかけたり、頭を撫でたりすることを防ぐためにこれらのことが表記されています。また、盲導犬ユーザーは『盲導犬使用者証』や『身体障害者補助犬健康手帳』の携帯が義務付けられています。盲導犬と見かけた際には、まず温かく見守ることを心がけましょう。

注意すべきこと

盲導犬は、決してペットではないということを忘れないようにしましょう。『お仕事中』と表記されたハーネスバッグを身に付けているのを見かけたら、盲導犬が混乱して、ユーザーが安全に歩けなくなってしまわないよう、次のことに注意が必要です。

  • 声をかけたり、前のほうからじっと見ない
  • 口笛をふかない
  • 食べ物を見せたり、与えたりしない
  • 盲導犬を撫でたり、ハーネスを触ったりしない
  • 盲導犬に自分のペットを近づけない

全国盲導犬基金

全国盲導犬基金

募金という形で、盲導犬とかかわることも出来ます。日本では現在、盲導犬が足りずに希望する視覚障害者すべてに届けられていないのが現状です。資金援助をして、盲導犬育成の手助けをしてみませんか。お店や病院、公共施設、イベント等で『全国盲導犬基金』と記された募金箱が置かれていますので、見つけたら募金しましょう。一人でも多くの協力が、盲導犬の増加に役立ち、そのことが視覚障害者の方の支援にもつながります。


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