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特集記事

西野学園創立50周年記念
介護福祉フォーラム

■開催日/9月13日(土)

●開催時間:10:00~12:30
●開催場所:サンリフレ函館(アリーナ)
●介護福祉フォーラム
●主催:学校法人西野学園 函館臨床福祉専門学校
●後援:函館市 函館市教育委員会
●協力]学校法人西野学園(札幌医学技術福祉歯科専門学校 札幌診療福祉専門学校 札幌リハビリテーション学校)

9/13(土)、函館市勤労者総合福祉センター(通称:サンリフレ函館)で開催された介護福祉フォーラムに参加しました。“参加”と言っても、基調講演を聴きに行っただけですけど……。

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参加者は、ほぼ学生

会場は、サンリフレ函館のアリーナ(体育館)でした。多くの参加者が、講演の始まりを今か今かと待っていました。

テーマは福祉のまちづくり

フォーラムのコンセプトは、『道南地域の福祉の未来について』というものでした。

基調講演のテーマはと言うと、『函館市における福祉のまちづくりについて』。そして、講師として、函館市保健福祉部の参事の方が招かれていました。

講演前の一枚。 目の前には、大きなスクリーンが!

集まっていた人のほとんどは、福祉を学ぶ学生でした。というのも、このイベントの主催が、函館臨床福祉専門学校だったから。 もっと一般の人も参加すれば良いのに…… 私の正直な感想です。

福祉コミュニティエリアについて

講演は、スクリーンに資料を映し出しながら進められました。特に学生たちは皆、一生懸命にメモを取りながら、講師の話に耳を傾けていました。

夢を実現するために

私たち参加者にも、スクリーンに映し出されたものと同じ資料が配られました。

講演のメインテーマは、『函館の福祉コミュニティエリア整備の計画について』。函館市日吉町に高齢者や障害者施設等を中心にして、その周囲に一般住宅を配置するようなコミュニティエリアを作る計画があるそうです。
「目指すのは地域福祉の実現」と講師の方は仰っていました。年齢や障害の有無にかかわらず、人々が地域の中で安心して暮らせるまちづくりが大切ですね。

増える高齢者人口

福祉コミュニティエリア整備に関することの他、函館の高齢者人口についてもお話がありました。2014年8月末現在で、函館市の65歳以上の高齢者人口は、83,325人で、高齢化率は30.6%。そして、その高齢化率は、毎月増えているといいます。今から20年後の2034年には約76,000人、さらに2050年には約70,000人と「高齢者人口は多少減るものの、依然として高い推移を保つでしょう」とのこと。
「すでに多くの病院があるため、道南地区での病院の新設はこれ以上難しいですが、高齢者人口の推移をみても、高齢者施設の需要はあります。特に、介護・看護・保育・建設の4業種は人材不足なので、将来はそれらの道に進むことも考えてください」と学生に向けてのアドバイスがありました。

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講演を聴いての感想

福祉住環境コーディネーターの資格を取って以来、福祉に関するこのような講演により興味を持つようになり、今回の講演もどんな話が聴けるのか楽しみにしていました。

チームワークの重要性

『民間活力を生かしたまちづくり』のお話の中に、ポイントの一つとして“事業全体をコーディネートできる体制の構築”というものがありました。福祉コミュニティエリアを作る際に、例えば高齢者施設を作りたいと考える人が一般住宅の建設もできるのか……というものです。講師の方いわく、「様々な分野を手掛けられる企業が無い」とのこと。その話に、私は少し違和感を覚えました。福祉住環境コーディネーターは、介護保険や建築のことなどいくつかの分野の知識が必要です。ただ、それぞれの分野の専門家には知識も技術もかないません。ですから、各分野の専門家との協力体制を築くことが重要だと思います。一つの企業で事業全体をコーディネートできれば、計画もスムーズに進められるのかもしれません。ですが、各分野の専門家が一つのチームとなって取り組んだほうが、より理想的なコミュニティエリアを作ることができるのではないでしょうか。

夢で終わらせないで

「今から話すことが夢物語なのか、そうではないのか、よく考えてみてください」この一言から始まった講演。「本当にできるのか」「これは難しい」時々出てくるマイナスの言葉にちょっとだけガッカリしました。誰もがイキイキと暮らせるまちづくりを夢で終わらせないために、どうすれば良いのか私たち一人ひとりが考えなければいけませんね。

会場で貰える資料類

▼説明用資料(A4版、計8ページ)
説明用資料(A4版、計8ページ)
福祉コミュニティエリア整備に係る基本的な考え方(pdfファイル)
▼介護福祉キャッチコピーテロップ1(12コマ、A4 2枚)
▼介護福祉キャッチコピーテロップ2(6コマ、A4 1枚)
介護福祉キャッチコピーテロップ2(6コマ、A4 1枚)
▼人権擁護大会シンポジウム第2分科会(A4チラシ片面)
人権擁護大会シンポジウム第2分科会(A4チラシ片面)
チラシ1ページ×テロップ3ページ(pdfファイル)
筆者情報 筆者「KANO」
■KANO

ごく稀に訪れる『資格取得』というマイブームに乗り、福祉住環境コーディネーターの資格を取ったり、点字講座を受けたり。さて、次のブームはいつ来るのでしょう!?
それは誰にも分かりません。もちろん、私にも…。  プロフィールはこちら



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