「介護」は、高齢者に対して行う行為と思われがちですが、高齢者だけではなく、病人、障害者の生活支援をすることも介護なのです。
介護する側もさえる側も、お互いが思いやりと感謝の気持ちを持つことが、介護の秘訣とも言えるでしょう。
家族に介護が必要になると、誰が介護するのか問題になる場合があります。
舅姑の介護をお嫁さん1人がするのではなく、家族皆が協力しあって介護するのが理想ですが、理想通りにいかないのもまた現実です。
介護を何もかも自分でやろうとするのには、無理があります。
現在は介護保険制度も整い、介護する側もされる側も、気持ちよく介護できるようになっていますので、使えるサービスはどんどん利用しましょう。
介護で大切なのは、相手を思いやる気持ち、相手に感謝する気持ちです。
老老介護は、最近よく耳にする言葉です。家庭の事情により、高齢者が高齢者の介護をしている状態のことで、高齢化社会の問題の一つとも言えるでしょう。
高齢の夫婦、親子、高齢の兄弟、姉妹などの関係で、お互いが高齢にも関わらず、介護をしている状況です。
近くにアドバイスしてくれる人もいないため、様々な制度を知らないことも多く、家族共倒れになってしまったり、介護疲れによる悲しい事件が起きていることも事実です。
認認介護。聞きなれない言葉かもしれません。老老介護をしていて、介護される側が認知症になり、やがては介護する側も認知症になってしまい、介護ができなくなってしまうものです。
▲認知症対策については
老老介護をしている家庭では、起きないとは言えない問題です。こうなると第三者の介入が必要になりますが、家庭内のことなので、身内以外は立ち入りにくい問題となっています。
こうならないためにも、事前に介護や福祉サービスのことをしっかりと把握しておく必要があるでしょう。
誰もが年々歳を重ねます。介護問題は避けて通れない現実なのです。