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里親の種類

都道府県知事によって認められる里親ですが、いくつかの種類に分けられています。それぞれがどのような里親なのかをよく知った上で、希望する里親の種類を選ぶようにしましょう。

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5種類の里親

里親には、『養育里親』『専門里親』『養子縁組里親』『親族里親』『ボランティア里親』の5種類があります。

養育里親

保護者のいない児童や保護者に監護させることが適当でない児童(要保護児童)を養育する里親のことを『養育里親』と言います。

養育里親になるためには、【里親制度とは】のページにも記載している4つの条件を満たしている必要があります。養育できる子供の人数は4人までで、ニーズに応じて短期や長期など様々な形態で子育てをしていきます。

登録有効期間は5年で、更新するには研修を受けなければなりません。また、養育期間が3年以上になると、専門里親の申請も可能です。

専門里親

養育里親であって、虐待を受けた児童や障害児など、特に支援を必要とする児童を養育する里親のことを『専門里親』と言います。

専門里親になるためには、4つの条件を満たすほか、養育里親、または児童福祉事業に3年以上携わった人、委託児童の養育に専念できる人でなければなりません。養育できる子供の人数は2人までです。

登録有効期間は2年で、更新するには研修を受けなければなりません。

養子縁組里親

養子縁組によって、養親となることを希望する里親のことを『養子縁組里親』と言います。

養子縁組里親になるためには、4つの条件のうち研修受講を除く、3つを満たしている必要があります。養育できる子供の人数は4人までです。

登録有効期間は、養子縁組が成立するまでとなります。

親族里親

両親等が死亡、行方不明又は拘禁等の状態となったことで、親による養育が受けられない要保護児童の扶養義務者及びその配偶者である親族が里親となる場合、『親族里親』と言います。

親族里親になるためには、4つの条件のうち研修受講と経済的に困窮していない事という条件を除く、2つの条件を満たしている必要があります。また、子供の祖父母など3親等以内の親族に扶養義務がありますが、叔父・叔母などの場合は養育里親が適用されます。

ボランティア里親

お正月やお盆の一週間前後に、家に帰ることができない子供を受け入れる『季節里親』や、月に1~2回ほど週末に子供を預かる『週末里親』などを総称して『ボランティア里親』と言います。

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里親研修

ノート【里親の種類】

2009年4月に施行された児童福祉法改正によって、養育里親と専門里親になるための条件として研修受講が義務付けられるようになりました。養育里親と専門里親とでは、それぞれ研修内容が異なります。

養育里親研修

基礎研修と認定前研修を受講しなければなりません。まずは、里親制度の基礎と概要を学ぶための講義が行われます。講義を受けた後、福祉施設見学などの実習を受けます。基礎研修を受けた後も変わらずに養育里親になることを希望する方は、続いて認定前研修を受講します。基礎研修同様、講義を受けた後に実習を受けます。 養育里親研修を修了した方には、修了証書が交付されます。

専門里親研修

専門里親は主に通信教育で行われ、研修修了にかかる期間は最低でも3ヶ月以上になります。レポート提出、スクーリング、一週間にわたる福祉施設などでの実習(最低一日は宿泊研修)の3つをクリアすると、修了証書が交付されます。

各地方自治体が研修の実施機関となっていますが、中には他の民間機関に委託して行っているところもあります。里親研修について詳しくは、お住まいの地域になる児童相談所にお問い合わせください。

筆者情報 筆者「KANO」
■KANO

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里親制度